目次
ピアノ教室のタイプ
ピアノ教室は大きく分けて2種類あります。
- 大手音楽教室
- 個人教室
それぞれについてメリット・デメリットを考えてみましょう。
a.大手音楽教室
ヤマハ音楽教室
- 3歳クラス(おんがくなかよしコース)
- 4・5歳クラス(幼児科)
- 小学生クラス(ジュニアスクール)
ヤマハ音楽教室でも1~3歳の頃はピアノを弾くというより、
音楽に親しむリトミックの内容(ぷっぷるくらぶ)で、
3・4・5歳で少し鍵盤に触れていきます。
特長はグループレッスン・保護者同伴だということ。
3歳はまだリトミック要素が多く、リズム運動なども含まれます。
4・5歳で「聴く・歌う・読む・弾く」のレッスンにだんだん移行します。
そして小学生になるとレベル別の個人レッスンとなります。
ヤマハ独自のカリキュラム・教材が決まっているので、
自分が弾きたい曲を自由に弾ける柔軟さには欠けるかもしれません。
月謝は5,000円(3歳)~9,500円(ジュニアスクール・ステップ6)
教材費が別途必要です(4,000~5,500円程度)
教室によって入会金や設備費が必要な場合があります。
カワイ音楽教室
- 3歳ソルフェージュ
- 4歳からの子どもピアノコース
- 小学生からのピアノコース
ヤマハ同様、カワイ音楽教室も3歳まではリトミック。
3歳からソルフェージュコースを設けています。
はてな
ソルフェージュとは音楽の基礎学習。聴く・感じる・音感・リズム感・読譜の基礎などを学びます。
リトミックの内容と同じようなものです。
カワイでは3歳ソルフェージュコースから個人レッスンです。
聴く・歌う・想像する(=楽譜を書く準備や表現力の土台)を育てます。
4歳からのピアノコースも個人レッスン。
サウンドツリーという独自の教材で、
楽譜が読める・音符が書ける・そのうえでピアノが弾ける、を目指します。
小学生のピアノコースもサウンドツリーシリーズでレベルに合わせてレッスン。
一人ひとりの個性を伸ばす・表現力を身につけること、などを目標とします。
月謝は6,600円(3歳)~8,800円(4歳~小学生)程度。教室によって多少の違いがあります。
教材費が別途必要です。
教室によって入会金や設備費が必要な場合があります。
b.個人教室
個人教室は全国に数えきれないほどあります。

これは習う側の好みになります。個人教室の良いところは、
- カリキュラムの自由度が高い=好きな曲をレッスンしてもらえる(可能性が高い)
ということが一番大きいかと思います。
教室にもよりますが、多くの面で大手よりは融通が利くことが多いでしょう。
気になることと言えば
- ステップアップのグレードテストとか発表会など、目標がないと進歩が見えない
もちろん、個人でもグレードテストを取り入れている教室も、発表会を盛大に開催している教室もあります。
要は個々の教室・先生をきちんと把握することです。大手も個人もあまり関係ありません。
月謝・入会金・設備費などはさまざまです。
また教室のコンセプト(先生の指導方針)なども調べた方がいいでしょう。
教室のコンセプトとは、たとえば「ピアニストを養成するための教室」とか、「楽しく音楽に親しみましょう」とか「ジャズ・ロック・ポピュラー音楽を弾きましょう」とか。お子さんやおうちの方の望む方向と違わないように確かめておいた方がいいでしょう。
私の教室では基本はクラシック路線でレッスンしますが、生徒の様子を見ながら場合によっては教材を変えます。
なかには耳コピがとても上手な子がいたり、ポップスやアニメソングならグイグイ食いついてくる子などがいます。そんな子には基本路線を外れてその子がやりたい曲を弾かせることもあります。子どもがピアノを習える期間って案外短いものです。その間にいかに子どもの力を伸ばせるか?ということを考えれば、教材選びは柔軟にしていくことが必要かと思います。
c.楽器店の直営教室
楽器店が音楽教室を開設しているところもあります。(そもそもヤマハもカワイもそうですが)
ポイント
ココがポイント
大手でも個人教室でも大事なのは先生との相性。体験レッスンはぜひ受けてみた方がいいでしょう。