ピアノ

【大人の習いごと】ピアノ~何歳からでも始められる!

本来、人間は「何かを学びたい生きもの」なのです。

知識欲・向上心・好奇心・・・。

宇宙の歴史の中で、人の一生なんてほんの短い時間です。後悔しないようにやりたいことをやりましょう!

大人になってからでは手遅れでは?

子どもがピアノを習い始めるのは、4~6歳頃が一般的。(個人的には3歳は体格・指の骨格などの発達面からまだ早いと思っています。)

確かに幼児期から始めていると比較的スムーズに覚えていきます。すべての人が、とは言いませんが。

子どもの頃に習い始めることのメリット

  • ピアノを弾くには指を使う
  • 幼児はまだ脳が発達していない

「指は第二の脳」と言われることもあります。子どもがピアノを弾くことで脳が発達する、ということがひとつ。

それと同時に脳が発達していないからピアノが弾ける、ということも言えるのです。

ピアノを弾くときには「右脳=感覚脳」を使うそうです。

たしかに自分の経験からもそう思います。

たとえば、一度にたくさんの音を鳴らす(=和音)ときや、とても速いメロディを弾くとき、それをいちいち「ドレミ」で考えたりしません。指の形や広げ具合のイメージで弾いたり、速いところは心の中で歌ったり、というように理屈ではなく感覚で弾いているのです。

理屈・理論がわからない子どもは感覚で弾く、そしてそれが大きなメリットだったわけです。

大人が習うことの難しさ

上記のことをふまえると、大人にとって何が難しいのかがわかります。

理屈がわかっていること

です。

学校の音楽で音符を習い、楽譜もちょっとだけ読めて、なんとかして「ドレミ」で弾こうとする

これが大きな壁になっています。

もっともっと頭をラフに、子どものような脳にしてみましょう。

手っ取り早いのは「歌う」ことです。メロディラインなら音の上下(上行下行=音が高くなったり低くなったりする、その流れ)がつかめるように、平井堅のように手を上げ下げするといいですよ。

「大人なのにこんなのが弾けないなんて」と恥じるのではなく、「大人だから弾けないんだ」と開き直っていいのです。

謙虚に子どもに習うつもりで子どものような感覚で取り組んでいきましょう。

モチベーションを持ち続けるためには?

モチベーション=やる気の持ち方も大人には理屈がついてきたりします。経験や知識は武器にもなるけど、邪魔もします。

大人はできないことがあると「できない理由」を見つけるのが得意です。

  • 忙しいから、時間がないからできない
  • お金がないから習いに行けない
  • もう指が硬くなっているから無理
  • 頭も堅くなってるし、目も悪くて…。

一つの方法としては「曲を決めてしまう」

目標の曲を決めて練習する!

エリーゼのためにを弾けるようにする、というように、それがどれほど難しいものでも目標の曲を決めてしまうのです。

私の生徒さんで「一日1小節弾けるようにする」と決めて取り組んだ方がいました。実際には一小節づつできるようになったとしても、それが繋がらなければ音楽にはならないのですが、目標にもなるし、できた時の達成感もあります。

たった1小節といえども、1年続ければ365小節!(理論上は。)そこそこの曲になりますよ。

私の持論は「同じ人間がやっていることができないわけがない!」

時間がかかってもかならず弾けるようになる!少なくとも、そう信じることです。

がんばりすぎない!

なんでもそうですが、あることにのめり込むと周りが見えなくなってはそればかりやってしまいます。

それは良いことではあるのですが、人間はその状態が長くは続かないようにできているみたいです。

最初に頑張りすぎると、かならずオーバーヒートしてしまいます。

長い間、気持ちを維持するためにはがんばりすぎない!

練習をしていて「あーもうちょっとでできるのに」という分岐点で

  • できるまで何度も何度も繰り返す
  • 「明日にしよう」と割り切ってやめる

この選択は大事なところです。

もちろん、何度も何度も練習すればできるようになってきます。いつもいつも「明日でいいか」と先延ばししていたら、なかなか上達しないでしょう。

しかし、これもバランスの問題で、私の経験上、できないところを何度も繰り返し練習していると逆にどんどんうまくいかなくなることがあります。まるで、ピアノと自分がケンカしているような…。

そんなときはある程度練習したら「や~めた!」と、放棄する。私の中では「熟成させる」と言っています。

不思議なことに少し経つとできるようになっていることがあるのです。ピアノが仲良くなってくれたみたいに…。

ピアノとは長くつきあうつもりで、対話しながら練習する。がんばりすぎないことも大事です。

思い切って発表の場に出る!

これはなかなか敷居が高いかもしれませんが、人によってはそれくらいの目標を掲げてしまった方がやる気が出る、ということもあるかもしれません。

大きな舞台ではなくても、いろいろな設定ができるでしょう。サロン、カフェ、マンションの一室・・・やろうと思えばどこでもできます。誰かが設定してくれるのを待たずに、自分で企画してしまってもいいと思いますよ。

  • 小さなカフェで知りあいを呼んで。
  • ピアノがあるレンタルルームで身内だけで

狭いところでこじんまり…なら、比較的簡単にできます。ただ、お客さまが近いのは案外緊張するのですが…。

とはいえ、発表することがモチベーションにつながるタイプとそうでないタイプは、はっきりと分かれるところだと思います。

私の教室でも大人の生徒さんは発表会というと「ちょっと…(-_-;)」と敬遠される方が多いです。

無理する必要はありません。上にも書いたように「がんばりすぎない」ことです。長く続けるためには自分自身がゆったりとした気持ちで楽しむことが大事。自分には向いていないと思ったら無理しないでいきましょう。

大人がつまずく理由

子どもだってすぐにピアノが弾けるようになるわけではありません。それでも大人のほうがさらに難しいというのはなぜでしょうか?

勝手な指使い

大人の場合、これまで生きてきた経験があるために利き手がはっきりしています。また、よく使う指・あまり使わない指というのもはっきりしているのです。

ピアノでは10本の指がそれぞれ独立して仕事ができなければなりません。

ところが大人は自分が使いやすい指で弾いてしまう。

楽譜には指使いが書いてあって「この部分を弾くにはこの指使いが妥当」と指示されているのです。にもかかわらず、やりやすい指で弾いてしまい、逆にとってもムツカシイことになってしまう、ということがあります。

  • 「この指の方が弾きやすくて」
  • 「こっちの指は弱くて音が出ないんです」

と、いろいろ理由はあるのですが、結果的には指示された指使い通りに弾く方が合理的だし、指も鍛えられるのです。

うまくいかないときは一度指使いを見直してみると、なにか気づくことがあるかもしれません。

楽譜にカナをつけるべきか?

大人の生徒さんでよく見かけるのは、楽譜にカナをつけることです。

これぞ、大人の特徴で「頭で考える」

でも最初は仕方ないと思います。そうやって自分の中で音と音符をつないでいくようにしたらいいでしょう。

ただ、ずっとそれではやりきれなくなってきます。

たとえば、一度に3つ、4つの音を同時に出す「和音」の場合、「ドミソシ」というようにカナがついていても、実際に「ドーミーソーシー」と1コづつ探しているヒマはないのです。一瞬で出さないと。

ですから、最初はカナをつけてもその曲に慣れてきたらカナを消す。だんだん、最初からカナをつけないで弾けるようにしていく。

音符を頭で(理屈で)考えるかたちから、音符が図形に見えるように自分の目と頭をシフトチェンジしていきましょう。

勝手なリズム

とくに3拍子の曲などでよく見られるのは、「1・2・3・ウン」のように一拍(ウンの部分)多くしてしまうパターン。

人間は2拍子や4拍子で動くことが心地いい(慣れている)ようで、3拍子は非日常の拍子なんだと思います。

ワルツを踊るときの拍子ですから。

そのような曲に出会ったとき、自分の都合のいいように一拍多くして4拍子にしてしまう。ダメですーーー!

ところが、ご本人は気づいていないということもよくあります。

音楽は「時間芸術」とも言われます。時間というのは止まらないのです。また自分の思い通りにもなりません。基本的に、一定のテンポで始まった曲はそれがずっと続くということを常に覚えておきましょう。

だからといって、ロボットが弾くようになってしまっては味気ないですね。多少の揺れはあった方がかっこいいんですが、それはもう少し高度な技術です。基本はテンポのキープ、拍子のキープです。

まとめ

私は大人のかたが「初めてなんですけど弾いてみたいんです」って来てくださると、全力で応援したくなります。

だってその一歩はとても勇気がいることだから。

ピアニストになるわけじゃなし、期限があるわけじゃなし、のんびりと自分のペースで好きなようにやればいいのです。

ちょっとの成長を喜んで、そんな自分を褒めてあげて、少しでも潤いある人生になったらなんだか楽しいですね。


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