子育て

子育ての悩み・0歳編【泣き止まない】

ある調査では赤ちゃんに対してイライラしたことがあるのは

「泣き止まない」ときだそうです。(朝日新聞2020/7/19版より)

この調査は幼児虐待について考えるためのもので、育児中のストレスから突発的に赤ちゃんを強く揺さぶったり、投げたりしてしまう人がいる、という記事でした。

虐待というと大げさだけれど、気持ち的にはそれに近いところまでいってしまった、という親御さんは多いようです。そのきっかけともなる「泣き」について考えてみましょう。

どうして泣くの? その1.いつまで?

赤ちゃんが泣く理由は・・・

  • お腹が空いた=ミルクちょうだい
  • おしっこ・ウンチでたよ~=おむつ替えて~
  • (どこかが)痛いよ~、痒いよ~
  • 暑い~、寒い~

というような単純なことが多いのですが、多くの親御さんは

「どれもあてはまらない」➡「どう対処しても泣き止まない」➡「もう嫌だー」・・・と、なる。

ただでさえ赤ちゃんの世話は大変で、

洗濯は増える・夜も眠れない・自分の時間なんて全くない~という状況。

その上、わけもわからず泣き続けられたら、ママ・パパの精神も壊れてしまいます。

でも、こんな説もあります。

生後2~3週から赤ちゃんの「泣き」は増えだして、1~2か月頃がピーク。首が座りだすと減ってくる。(アメリカの研究者・ブラゼルトン)

24時間赤ちゃんと接していると、昼も夜もなく、これがいつまで続くんだろう?と、滅入ってしまいそうですが、そうしている間に赤ちゃんは確実に成長しています。まず首が座る頃(3ヶ月~)を目標に今を乗り切りましょう!

どうして泣くの? その2.コミュニケーション

首が座って、少し落ち着いたかと思いきや、いつもニコニコご機嫌でいてくれるわけではありませんね。

赤ちゃんは常に成長しているのです。

最初は「不快だから泣く」のですが、泣くことによって誰かがそれを解消して気持ち良くしてくれる=泣けば誰かが助けてくれる

そんな学習をしてしまうんですね~ステキですー!

泣く➡助けてくれる➡じゃあ、今度はどんなふうに伝えようかな?

ということで、クーイングという「ウ~ウ~」という声になったり、喃語「あーあー」「むにゃむにゃ」などでお返ししてくれるわけです。もうここまでくれば立派なコミュニケーションですね。

この相互作用を生み出すために大事なことは、

全面的にあなたを守る人が近くにいるよ、という安心感を赤ちゃんに持たせること

ですね。小さな頼りない存在を大きな温かい手で守ってあげましょう。

「泣く」という唯一の表現

赤ちゃんにはできることが少ないです。唯一の表現方法が「泣くこと」

まわりの世界(人も含めて)と関わる手段は泣くことなのです。

人と関わるというのはおもしろいもので、関わりがなくたった一人で生活していたとしたら人間の進歩はごくごく小さいものになってしまいます。

関わりをもつことで、思いもよらないような化学反応を起こすこともあって、そうして人間は進歩してきたんですね。

だから、赤ちゃんが一生懸命「泣いて」訴えているとき、まわりの人間はそれに応えてあげましょう。

そしてその際、大事なことは『ことばかけ』

「お腹が空いたよ~」という訴えの泣きに対して、何も言わずただ黙々とミルクを作って飲ませる…ってちょっとホラーです(笑)

「お腹空いたのね~、今ミルク作るよ~、ちょっと待っててね~、ミルク美味しいね~、おなか一杯になった?」

赤ちゃんはそれに対して返事をするわけではありません。

でも聞こえています!だから、ことばは受け止められています。

そうやって受け止めた言葉たちをたくさんため込んで、2歳前後にはどんどんことばを発するようになり、いよいよ本格的なコミュニケーションができるようになるのです。

ホラーな話ですが、逆に泣いても相手にされないで育った子は「泣いてもムダ」ということを学習してしまうということもあるそうです。

そうなると、泣かない・笑わない・しゃべらない、というように感情表現が困難になってしまうことになります。

赤ちゃんは聞いています、見ています。ことばをかけ、笑顔を見せて健やかな成長を促しましょう。

ママやパパの気持ち~虐待を考える

誰でも心の中に天使と悪魔がいます。子育て中のママやパパの中にも。

とくに赤ちゃんが泣いて自分も眠れない、とか、泣き声が近所迷惑になるのでは?と気が気でない、とか

そんな状況が続くと大人の精神状態も壊れてきます。

悪魔が出現しやすいときです。

「もうダメ」

と思わないで!そう思ったらそのとおり、ダメになってしまうのです。

いろいろな方法を考えて試してみましょう。

  • 誰かに手伝ってもらう(パートナー、親、保健師、行政のサポート)
  • 少し放っておく=ちょっとだけワルママになってもいいでしょ。
  • 考え方を変える=この状態がずっと続くわけじゃない。あと数ヶ月経てば楽になる
  • 考え方を変える=自分だけじゃない。どんなママでも同じ道を乗り越えてきた。
  • 想像してみましょう。もし、自分が育児を放棄したら、何もできない無力なこの子はどうなるか?
  • 想像してみましょう。この子の1年後、5年後、10年後…ウチの子が一番かわいいだろうな~

どんなに困難な場面でもかならずどこかに逃げ道はあるものです。

乗り越えられないような高い壁にぶつかったとき、下の方に穴が空いていてそこから通り抜けられるかもしれませんよ。

どうか一人で悩まないで、いろいろな方法を試してください。きっとどこかに道があります!

止まない雨はない、成長しない子はいない

どんなに激しい雨でもかならずいつか止むものです。

どんなにつらく苦しい育児でもいつかは解放されるのです。子どもは確実に成長しています。現状のままでいることはないのです。

「あのころは大変だったな~」って思える日が必ずやってきます。そして成長したわが子がたくさんの幸せをプレゼントしてくれるはずですよ。


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