親の心理

【親子関係】子どもの進路に親はどこまで関わるのか?

わが子の将来は安定した平和なものであってほしい

親であれば誰しもそう願います。

とはいえ、いつまでも小学生ではありません。親は子どもの将来についてどこまで関わったらいいのでしょうか?

子育ては12歳までと腹をくくる!

中学校で教師をしていた頃、感じたのは

中学生になってからしつけるのは困難

だということです。

「三つ子の魂百まで」の通り、その子の本質=核となる部分の大半は3歳までに決まると思います。

そして、社会で生活していく上でのルールや、ものごとへの取り組み方などを教えていく「子育て」は12歳までになされるべきでしょう。12歳というのは小学校を卒業するまで、ということです。

中学生になると第二次成長期(性徴期)。自我が芽生え、それまでは親の言うことを素直に聞いていた子が「いや、違う。自分はこう思う」と主張し始めます。それはとても健全なことで、親としては喜ぶべきことなのです。

ですから、基本となる部分はその前=12歳までにきちんと築いておかなければなりません。

「いくつになっても子どもは子ども」などと手をかける親御さんもいますが、そこは冷静に12歳くらいまでと腹をくくって接しましょう。

最終的には、「子どもが一人前の立派な大人になること」が親の目標であるべきだと思います。

自立するためには「突き放す」

幼い頃はあらゆる面で手助けしてあげなければならないでしょう。

子どもって・・・

生まれたばかりの赤ちゃんはとにかく何もできない。

幼児期だって一人ではできないことが多くて、危なっかしくて仕方ない。

小学生になってもまだまだ未熟。本人も親に頼ろうとします。

そして、中学・高校生、そろそろ親が鬱陶しく感じる頃で、私の持論としてはここまでに教えるべきことは教えておくべきだと思うのですが、世の中にはいろんな親御さんがいるものです。

「うちの子は何もできないから」と言って、親が何でもしてあげちゃう。

それは「してあげる」から「何もできない」んですよね。

これが犬や猫のようなペットだったら話は違うかもしれません。ペットではありません、自分の子ども=人間です。

ここは冷静に突き放す。

失敗してもいいのです。転んだら起き上がればいい。

長い目で見てみましょう。

通常、親は子より先に死にます。親が亡くなった後、一人で生きていける力をつけておかなかったら、その方が不幸です。

子どもが苦しいのは親も苦しい。でも今、それを耐えておかなければあとでもっと苦しくなる、ということを心に刻んでおきましょう。

子どもの幸せを思うなら、子どもが自立する手助けをしましょう。

そのためには「突き放す」ことも必要。ただし、その前に基本的なことはしっかりと教育しておくこと。目安は12歳。

子どもは親の所有物じゃない!

お母さんのおなかの中で育つ赤ちゃん、10ヶ月を共にするとお母さんは赤ちゃんが自分の「所有物」であるかのような錯覚を起こしてしまうことがあります。

また、前述のように幼くて未熟な子どもには親の助けが必要。そうしているうちに、いつしか子どもを「親の思い通りに操作する」というような誤った方向にいってしまう親御さんも少なくありません。

それほど子どもは純粋、無垢だということ。

ゆえに導かれる方に素直に流れてしまう。

でも忘れてはならないことは、「子どもも人格を持った一人の人間である」ということです。

基礎教育は12歳まで。そしてそのあとは、本人が自分の進む道を探し、選び、決定できるように、サポートすることが親の役目です。決して強要しないこと。

親が「自分では果たせなかった夢」を子どもにたくすこともあります。これは子どもの意志が親と同じ方向を向いていて一緒に歩もう、であればいいのですが、ときどきそうではない場合もあります。親だけが熱くなって自分の夢を子どもに押し付ける・・・そんな事態にならないように注意しなければいけません。子どもって健気にも親の気持ちを忖度(そんたく)してくれちゃうんですね。

親は、いつでも帰って来れる寄港地であれ

子どもが苦しんでいたり、つらい様子は見たくないですね。

子ども以上に親はつらくなります。

でも長い目で見れば、その苦しみや辛さ・つまずきや失敗が子どもを成長させてくれるのです。

「苦しい・つらい」がない人生なんてありません。

失敗してもいいのです。

そんな時に、安心できる避難所のような役割を親御さんが果たせるといいですね。

ただそばにいるだけでも、話を聞いてあげるだけでも、場合によっては何らかの方向性を示してあげてもいい

一人で悩んでしまうことだけは避けたいものです。

幼児期の教育、親子の信頼関係をふくめて12歳くらいまでに基礎をかため、そのあとは親はサポート、そして「いつでも帰っておいで」というスタンスでいたいものです。

 


-親の心理

© 2020 まなび no 研究室 Powered by AFFINGER5