子育て

【親子関係】子どもとの距離、どれくらいが正しい?

子どもは母親にとってはおなかの中からずっと一緒だったので、一心同体のような存在。

それでもこの世に生れ落ちた時から、ひとつの人格を持ったれっきとした一人の人間です。

さて、親と子はどれくらいの距離にいるのが正しいのでしょうか?

【0歳~3歳】とっても近距離

一生のうちでもこの時期だけは特別。「三つ子の魂百まで」です。

この時期の親子の距離感は「ピッタリくっつく」くらい近くても構いません。たくさんたくさん愛情を注いであげましょう。

子どもは親の愛情を理屈抜きに、本能的に感じます。充分に愛情を感じ取った子どもの心は満足します。満タンになった愛情は他の子にも愛情を注げるようになったり、なんらかの行動を起こす原動力になったり…これからの一生の堅固な土台になります。

昔は「抱き癖がつくからあまり頻繁に抱っこするべきじゃない」なんて言われたこともありましたが、「抱き癖」って何?ですよね。愛おしい気持ちはそのまま抱っこで表現したらいいでしょう。

赤ちゃんに愛情を感じられなかったら?

「愛おしい」という心が先にあって次に行動が出る、というのが一般的かと思えば、現実はそんなに単純ではありませんね。自分の子なのに「愛おしい」気持ちが湧かない・・・そんなこともあります。自分が変なんじゃないか?と悩むことはないですよ。深く探ればいろいろ原因はあると思いますが(たとえば、自分の心のコントロールが苦手だとか、心の奥にずっとしこりを抱えているとか、まだまだいろいろあるでしょう)それはひとまず置いておいて。それならば、先に行動をしてみたらどうでしょう。赤ちゃんを思い切り抱きしめてみる、「かわいい!大好き!」と声に出してほおずりしてみる。行動することで自分の心がほぐれてくるかもしれませんよ。

【4歳~12歳】見える距離で、少し離れて

親にしてみたら最初の「子離れ」かもしれませんね。でもここが肝心。

まだまだ離れたくない気持ちは親も子もお互いあります。しかし、親はどこかで折り合いをつけて、または心を鬼にして離れていく準備をしなければなりません。

この時期はまだ自分ひとりではできないこともたくさんあります。ですから、親が手伝わなければ進まないこともたくさんあるでしょう。そのときの「手助けの量」これを年齢によって変えていかなければなりません。

4歳にしてあげることを10歳になってもまだ親がやっていたのでは、子どもが成長できません。良かれと思ってしていることが実は子どもの成長を妨げていることになってしまいます。

うちの子はいつまでも甘えん坊で私が手伝ってあげないと何もできないんです…。

ズバリ!それは親が手伝っているからいつまでも何もできないし、甘えん坊なのです。身近にいるとなかなか実感できないかもしれませんが、子どもは日々成長しています。「いつまでも子どもなんだから」と思っているのは親だけかもしれません。だから、本当はそれをやる能力を持っているのに、親がやってしまうから力を発揮できない。子どもの力をつぶしている、と考え方を変えたらどうでしょうか。

子どもが「できない」っていうからつい助けちゃうんです。それはダメでしょうか?

子どもは未知のこと・未経験のことに対してとても慎重です。やったことがない→失敗するかも→怖い→できない~!・・・という単純な論理です。これは別の見方をすれば「自分を守る」という生きていく上での立派な考え方なのですが、ずっとそのままでは「成長しない小さな人間」で終わってしまいます。少しずつやってみる、そして親はやらせてみる、そのために少しずつ離れていく、というように段階を踏んでいったらいいと思います。

失敗体験

子どもは未熟であるがゆえに失敗もします。親がその失敗をさせないように、先回りして道を作っていたら・・・その時は「失敗しなくて良かった」と思うかもしれませんが、長い目で見たら決してそうではありません。

長い人生、一度もつまずかない人なんていないのです。大人になって何かでつまずいて、心が折れそうになったらどうしましょう?

そのときに困難に対して「打たれ強い人」「打たれ弱い人」とに分かれてしまいます。

あなたは自分のお子さんにどちらになってほしいでしょうか?それを決定するのが幼児期の親の関わり方なのです。

【13歳~18歳】見てないふりして、でも見てる

中学入学の頃から「自我」が芽生えますね。

そうなると親はうっとおしい存在。手出しされるのを嫌がるでしょう。親子の衝突もある時期です。

これは喜ぶべきことで「自分はこう思う、親とは別の人格なんだ」っていう自立の始まりですね。

ところが、厄介なことに心とからだが一致しない、知識と経験がアンバランス、という大変不安定な年頃でもあります。

親の言うことは聞かないし、放っておけば失敗して落ち込んだり…もうどうしたらいいか、わかりません。

基本的には「放っておく」。どうせ言ったって聞かないんだから、好きなようにやらせてみればいいのです。そこで失敗するも良し、落ち込むのも良し、です。すべてがその子自身の経験として、また財産となって残るのです。とはいえ、やはり未熟ですから「困ったときには戻っておいで」というメッセージはいつもさりげなく示しておいて、迎え入れてあげましょう。ただ「放任」ではなく、そこは親の方が一枚上手(うわて)になって待っているようにしなければなりません。

【19歳~】基本的には別々

18歳から選挙権があたえられるようになりました。まだまだ未熟ではありますが、そろそろ一人の大人として生きて行けるようにならないといけませんね。

もう親の出番はほぼなくなってきます。ただ、親子という関係はいつまでも続きますから、思春期の頃と同じように「何かあったら帰っておいで」というスタンスは持ち続けたらいいと思います。そのうち、立場が逆転しますし。(親が子に面倒見てもらう、っていうようにね)

まとめ

親は子どもに何を期待するのでしょうか?

職業・性格・収入・パートナー・・・いろいろありますが、一番は「一人の人間として自立すること」ではないのかな?と私は考えます。だって通常はどうしたって親の方が先にいなくなっちゃいますから。

親は、子どもがニコニコ笑って充実した生活をしているのを見るのが最高の幸せだと思います。

そんな理想を実現するために、幼児期からの「親子の距離」少しづつ考えていきましょう。決してプツンと途切れることはないのです。細くてもずっと繋がっている強い糸がそこにはあります。


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