そもそも「クラシック音楽」ってどんなものを言うんでしょうか?
「クラシック」ということばは、もともと「階級=クラス」に由来していて、「最高級の=一流の」という意味。そこから転じて「格式ある」の意でも用いられる(ウィキペディアより)のだそうです。
クラシック音楽の中にも、いくつかの種類があるので分類してみます。
目次
作曲された時代で分類
小中学校で習うクラシック音楽の作曲家は一番古くて「ビバルディ」「バッハ」というところでしょうか。その前にも音楽は存在していたけれど、記録する手段がなかったんでしょう。そのため、この時代が「西洋音楽の始まり」のようになっています。
【バロック音楽】有名な作曲家とその作品
ざっくり1600年代後半~1700年代前半(日本は江戸時代)このあたりの曲を「バロック音楽」といいます。
ビバルディ(1678~1741):ヴァイオリン協奏曲「四季」
J・S・バッハ(1685~1750):管弦楽組曲第3番 アリア(「G線上のアリア」として有名)(7’44くらいから始まります)
トッカータとフーガニ短調
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 終曲シャコンヌ
ヘンデル(1685~1759):メサイア 「ハレルヤコーラス」
管弦楽組曲「水上の音楽」
オペラ「セルセ」より 「オンブラ・マイ・フ」(「ラルゴ」とも呼ばれます)
オペラ「リナルド」より 「私を泣かせてください」
【古典派音楽】有名な作曲家とその作品
バッハが亡くなった1750年から古典派の登場となります。この時代に一般に「クラシック音楽」といわれる有名曲がたくさん輩出されます。作曲家も誰もが知っているあの人たちです。
モーツァルト(1756~1791):アイネクライネナハトムジーク
交響曲第40番
ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」
オペラ「魔笛」夜の女王のアリア
ベートーベン(1770~1827):交響曲第5番「運命」
交響曲第9番「合唱付き」(↓第4楽章のみ)
ピアノソナタ「月光」
ピアノ協奏曲「皇帝」
ヴァイオリンソナタ「春」
【ロマン派・印象派】有名な作曲家とその作品
ウェーバー(1786~1826):魔弾の射手
ロッシーニ(1792~1868):ウィリアムテル(10’00頃から有名な部分)
シューベルト(1797~1828):ピアノ五重奏曲「ます」
歌曲「ます」(同じ曲を歌曲(日本語)で。)
未完成交響曲
歌曲「魔王」
ベルリオーズ(1803~1869):幻想交響曲より 断頭台への行進(43分くらいから)
ショパン(1810~1849):子犬のワルツ
練習曲「革命」
ロマン派後期~近現代は別記事で。