音楽

【表現者向け】音楽とメンタル・緊張する心

音楽にしろ、スポーツにしろ「心」はあらゆる面で影響を受け、また影響をあたえます。

心と音楽がどのように繋がっているのか、考えます。またこれは、音楽に限らず会社でのプレゼンのように「人前で表現する」という場面でも活用できるのではないかと思います。ご自身の立場にあてはめて応用してみてはいかがでしょうか。

音楽を発信する人と受け取る人

大きく分けて音楽を「発信する人」と「受け取る人」がいます。

発信する人は音楽を作ったり、作られた音楽を演奏します。(両方をこなす人もいれば、片方だけの人も)

受け取る人は作られた音楽を聴く人。

だれかに聴かせるわけではないけれど自分ひとりで演奏する、という場合は「自分に聴かせる」という意味で発信する側になると思います。

受け取る人の心

受け取る側はそのときの心の状態で受け止め方が違います。同じ曲でも悲しくなったり、勇気が出たり…。

いずれにせよ、音楽は心になんらかの影響を及ぼすので受け取る側は「こんな気持ちになりたい」と欲して、受け取る。欲しくないなら聴かなければいいので、その人が選択すればいいだけのこと。

では、発信する人の心理はどうなんでしょうか?

音楽を発信(演奏)する人の心

前述のとおり、発信者にも2種類あります。人前で演奏する人、自分で演奏するだけ(自分に聴かせる)人。

人前で演奏する人の心

多かれ少なかれ誰でも緊張はするものでしょう。演奏者の多くはこの問題にぶつかることかと思います。

緊張はどこから来るのか?

  • 練習不足で自分に自信がないからなのか?
  • 練習は十分なのに緊張するクセがあるのか?
  • 自分をよく見せたいという虚栄心から失敗を恐れているのか?

などなど。では、それぞれどのように対応すればよいのでしょう。

練習不足で自信がない?

対処法は簡単です。練習すればいい!思う存分練習することです。そして、そのあとは「これだけ練習したんだから緊張するわけがない」と思いこむこと。

簡単なようで、これができないから演奏者は苦労するわけです。

思い込み。あえて自分から積極的に思い込むこと。それが自信につながります。

緊張するクセ?

心のクセ・思い癖というのは案外気づかないものです。緊張のクセがついている人はどんなに練習しても緊張してしまう。でもただのクセなんだ、と気持ちを切り替えれば直していけるでしょう。

自分の心を騙してみましょう。上記と同じ「緊張するわけがない」と思い込む、思い込ませるのです。人間の脳は簡単に騙せるといいます。思考というのは実体のないもので目に見えませんが、だからこそやり方次第で自分の思い通りになるのではないでしょうか?

失敗を恐れる?

これは心の状態の中でもたちが悪いものですね。

虚栄心・見栄

人前で演奏するというのは「人前に自分をさらけ出す」ことです。そこで「かっこよくみせたい」「失敗は見せたくない」というような見栄があると心は混乱します。

いかに平静を保てるか。

練習しているときと同じ状態・リラックスした心穏やかな演奏を聴かせたいと思ったら、虚栄心を持たないよう自分の心をコントロールすることです。これも心の訓練ということになります。

自分で演奏するだけ(自分に聴かせる)人の心

一人で練習しているときはこれにあたります。「自分に聴かせている」

こどもピアノ

こんな経験はないでしょうか?

いつも同じところで間違える→最初から弾き直してもまた同じところで間違える→そのうちその箇所が近づくと気になってしまってまた間違える→なんとかそこをクリアしたと思ったら、ふだんミスなんてしたことがないところで間違える

子どもの頃、こんな状態に陥って、ホントに神様っているんじゃないか?ちょっと意地悪してやろう、って私のそばにくっついているんじゃないかしら?と、思ったものです。

これも心を平静に保つための訓練にするといいでしょう。自分の心ですからいつでも、どこでも訓練できます。

ただし、人の心は騙しやすい、と同時に揺らぎやすい。

いかに自分の思い通りに心をコントロールするか、です。

緊張しない人がときどき落ちる落とし穴

なかには「まったく緊張しないよ」という人もいます。(うらやましい!)でもそんな人にも、ときどき神様がいたずらすることがあります。

  • ふだん間違えたこともないような箇所でのミス
  • 急に訪れる緊張(私のイメージでは感覚的に演奏していたのが急に論理的になってしまう。右脳を使っていたのに急に左脳が支配してきた、という感じ)

もし、あなたがふだん緊張しないタイプの人で、突然「緊張感」に襲われたら、どうやって自分の心をコントロールするか?

そんなことをシミュレーションしておくのもあなたの強みになると思います。

人間の2つのタイプ・あなたはどっち?

人間は大きく分けて2つに分かれると思います。

発信する人と受信する人

演奏者なら発信側で視聴者なら受信側でしょう。あなたはどちらのタイプでしょうか?

このタイプ分けを間違えるとつらくなったり、居心地が悪かったりして苦しい思いをすることになるんだと思います。

また自分の居場所がわかってそちら側に居れば、自分の能力を存分に発揮して充実した素晴らしい人生が送れることでしょう。

自分のタイプを知り適した場所に居る、ということが重要

私は音楽を勉強してきましたが、大学の実技試験などは緊張してドキドキして、大っ嫌いでした。コンクールなんて出る気もなく、早く卒業したいと思ったものです。音楽は好きでも自分から発信するのは苦手、というタイプもいるわけです。自分はどちらのタイプなのか、きちんと見極めて自分の居場所に落ち着けると心は安定します。

心とうまくつきあっていく

2つのタイプがあって、どちらかに属していれば心地よい…とはいえ、社会生活をしていく上では「人と関わる」ことは必至となるでしょう。

特に音楽に関わっていない人でも自分を表現しなければならない場面がかならず出てきます。その時に緊張や不快感・不安などをできるだけ減らせるように、心との向き合い方は研究しておくべきだと思います。

自分の心に振り回されず、自分で管理・操縦して心地よい毎日を送りたいですね。


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