音楽

【オペラおもしろ紹介】ヴェルディ作曲「椿姫」

オペラって難しそう…と思うなかれ。物語のタイプはいろいろありますが、お話の内容を知れば「聴いてみたい」と思うはず。

まずは有名な「乾杯の歌」が登場するヴェルディ作曲『椿姫』をご紹介します。

主な登場人物

オペラの登場人物はたくさんいて書き出すときりがないので最低限にまとめます。

3大重要人物

ヴィオレッタ(椿姫):高級娼婦。酒を飲みパーティーに明け暮れる生活をしているが、アルフレードに出会い心が動く。

高級娼婦って?

パリの裏社交界に存在し、美貌と教養、そして上品な作法を身につけた女性たちだそうです。一般庶民の女の子が貴族に見出されて教育されることが多かったとか。光源氏と一緒ですね~

アルフレード:若き貴族。ヴィオレッタに恋をする。

ジェルモン:アルフレードの父。ヴィオレッタとアルフレードの恋愛に反対。

脇役

フローラ:ヴィオレッタの友人。

ドゥフォール男爵:ヴィオレッタのパトロン。アルフレードの恋敵となる。

あらすじ

超ざっくりあらすじ

ヴィオレッタとアルフレードが恋に落ちるが、アルフレードの父ジェルモンに反対され、意に反して別れる。誤解やすれ違いのすえ、結局元のさやに収まるがその時にはヴィオレッタは死の間際。幸せな二人の生活を目前に死んでゆく。

第1幕

ヴィオレッタの家でにぎやかなパーティー。アルフレードが友人に紹介されてヴィオレッタとご対面。まわりから「1曲歌え」とはやし立てられ歌うのが『乾杯の歌』ヴィオレッタも加わって華やかに歌われる。

アルフレードは「前から好きだった」と告白(『ある日幸運にも』)でもヴィオレッタは今の生活、つまりパトロンに養ってもらう享楽的な生活はやめられないと答える。

しかし一人になったヴィオレッタはなぜか彼が気になる。今の生活?彼への愛?どちらが自分の本当の心なのかわからなくなってしまう(『ああ、そは彼の人か~花から花へ』

第2幕 第1場

結局ヴィオレッタはパトロンと別れ、アルフレードと静かに暮らしていた。二人の生活を幸せだと感じて歌うアルフレード『燃える心を』

二人で暮らすためにヴィオレッタは自分の財産を売っていた。それを知ったアルフレードは財産を取り返す、と出ていく。

そこへ二人の交際に反対するアルフレードの父ジェルモン登場。ヴィオレッタに「アルフレードと別れてくれ」と要求する。「アルフレードの妹の結婚に差しさわりがある」と。(『天使のように清らかな娘』)ヴィオレッタは別れる決意をする(『お嬢様にお伝えください』

アルフレードに別れの手紙を書くヴィオレッタ。またパトロンのところに戻る、という嘘の手紙。

帰宅したアルフレードは手紙を見て激怒する。そこにまた父ジェルモンが現れ、故郷に帰ろうと息子をなだめる(『プロヴァンスの海と陸』

第2幕 第2場

ヴィオレッタの友人フローラの家。パーティーの最中。

ヴィオレッタを取られたと思い込んでいるアルフレード、本当は好きなのに父ジェルモンの要請で仕方なく別れてドゥフォール男爵と暮らすヴィオレッタ。

アルフレードは恋敵ドゥフォール男爵には決闘を申し込み、ヴィオレッタには罵詈雑言を浴びせるなど荒れ放題。

第3幕

数か月後。

アルフレードは決闘に勝ち、父ジェルモンは二人の交際を認め、物語は丸く収まるかと思いきや、ヴィオレッタが病気で臥せっている。

「今さらもう遅い」と嘆きながら歌う『過ぎし日よ、さようなら』

アルフレードがやってきて「また二人で暮らそう」と歌う『パリを離れて』

死期の迫ったヴィオレッタに一瞬、命の炎が輝いて「不思議だわ、力が湧いてくる」とつぶやくが、そこで息絶える。

有名なアリア

アリアって何?

アリアは「歌」のことです。じゃあオペラは全部アリアじゃないの?と思われますが、オペラは劇ですから「セリフ的な歌」の部分もあるわけです。それに比べてアリアは歌手の技術(技巧も感情表現も含め)を披露する「存在感のある歌」となります。アリアは単独で演奏会で歌われることもあります。

あらすじの中にすべてのアリアを提示してあります。すべて素敵な楽曲ですが特に有名なアリアをご紹介。

乾杯の歌(ソプラノ&テノール)

ああ、そは彼の人か~花から花へ(ソプラノ)

プロヴァンスの海と陸(バリトン)

パリを離れて(ソプラノ&テノール)


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