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【音楽豆知識】和音・コードネームって何?

ミュージシャンがよく口にする「コード」。これは和音のことで「C」とか「D」とか「Am」とか・・・この名前のことをコードネームと言います。

さてこれは何を表しているのでしょうか?ごくごく初歩の基本的なことをお伝えします。

アルファベットは音の名前(音名)

「ドレミファソラシド」という呼び方はイタリア語だということをご存じでしたか?

日本語では「ハニホヘトイロハ」

英語だと「C・D・E・F・G・A・B・C」

ドイツ語は読み方が違いますが英語と同じ「C・D・E・F・G・A・H・C(ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・アー・ハー・ツェー)*シはH(ハー)になります。B(ベー)はシ♭を指します。

コードというのは英語の音名が使われています。

C(ド)がもとになっている和音がCのコード、G(ソ)がもとになっている和音がGのコード、ということになります。

「もとになっている」???

「和音」???

それはどういう意味でしょうか?

コードは和音

和音というのは2つ以上の音を同時に出したときに響く音のことです。きれいに響かないと「不協和音」と言ったりします。

3和音といって一つの音から3つの音を重ねて同時に響かせる和音があります。例えばド・ミ・ソの3つを鳴らす、とか。

ピアノの鍵盤で一つおきに3つの音を鳴らしたとき、最低音にあたる音を「根音」と言ってそれがコードの名前になります。

Cのコードはこんな感じ ↓ C(ド)が根音、一つあけてE(ミ)とG(ソ)を同時に鳴らします。

Fのコードはこんな感じ ↓ F(ファ)が根音でA(ラ)とC(ド)を同時に鳴らします。

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コードを構成する3つの音はかならずしもこの順番で出てくるとは限りません。例えば「C」であれば「ドミソ」もあれば「ミソド」もあり「ソドミ」「ドソド」などという変化形もあります。

メジャーコードとマイナーコード

CメジャーとかAマイナーなんていう名前も聞いたことがあるのではないでしょうか?この違いは何でしょうか?

実際に音を聞いてみるとわかりますが、大まかな印象としてはメジャーコードは「明るい響き」マイナーコードは「暗く悲しい響き」と言えるでしょう。

ではその差はどこからくるのか?

ちゃんと理由があります。

音程(音と音の距離)のお話

2つの音があってその音と音との距離のことを「音程」といいます。

音程の数え方は、同じ音なら1度、隣の音は2度、といいます。(例:ドとドなら「1度」、ドとレは「2度」、ドとソは「5度」)

それともう一つ注意したいことはドレミファソラシドの中には「半音=ピアノの黒鍵がないところ」が2か所あるということです。

半音の2か所(ミとファの間・シとドの間)は黒鍵がない分、距離が狭くなります。つまり同じ2度でもこの部分だけは距離が狭い特別な場所ということになります。

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なぜ半音が2か所あるのか?というと、むかしむかしの西洋の音楽家が1オクターブ(ドからド)を平均的に分割するために便宜的に作ったからです。ですから日本の音楽とか世界の民族音楽ではこの音階にあてはまらない音も出てきます。コードを学ぶ上ではひとまず西洋音楽に準じていきましょう。

コードの音程は?

音程をふまえてコードを見てみると「3度と3度の重なり」だということがわかります。

そしてCのコードにもFのコードにも共通するのは、高音側(図で見ると右側)の3度には半音が含まれています。これがポイントです。このような組み合わせになっているのがメジャーコードとなります。

そしてマイナーコードというのは、低音側(図では左側)の3度のほうに半音が含まれています。そのような組み合わせだと暗い感じの和音が響きます。実際に音を出してみるとはっきりとわかるのでやってみてください。マイナーコードは悲しげな暗い感じの音になります。

マイナーコードはメジャーコードと区別するために「m」をつけて「Dm(ディーマイナー)」とか「Am(エーマイナー)」と表示します。

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クラシック音楽ではコードとは言わず長三和音とか短三和音といいます。高音側(右半分)に半音が含まれるのは長三和音、低音側(左半分)に半音が含まれるのは短三和音。低い方(左側)から順に「(音程が)広い+狭い=長三和音」「狭い+広い=短三和音」ということになります。

セブンス(⁷)の意味は?

コードの名前となる音のことを根音と言うと書きました。根音から3度ずつ音を重ねて和音=コードができあがります。

例えばCのコードだと「ド・ミ・ソ」

これはドから3度上のミ、ミから3度上のソを重ねる、ということ。

ここでド(根音)とソの関係を考えると5度になります。(ドレミファソ=①234⑤)

このド(根音)から7度上の音を加えた和音のことをセブンスと言います。そして厄介なことに5度上の音から数えて「狭い3度」にする必要があります。

例:ドーミーソーシ 普通のシだとソーシ間が「広い3度」になってしまうので狭くするためにシ♭にして、半音下げます(狭くします。)ですから、C⁷はドミソにシ♭を加えた和音です。

コードの基本は3度の重なり

以上のことを大まかにまとめると、コードというのは3度の音の重なりだということがわかります。

ただ実際の楽曲の中ではずっとその形で進行することは無理です。

そのためクラシックでいうところの「転回形」というかたちが登場してきます。

たとえば

ドーミーソ のかたちが

ミーソード になったり。

「このコードネームは何だろう?」と思ったら3度の重なりになるように組み立ててみればわかります。

いろいろなコードの音を試して楽しんでみましょう。


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