子どもの心理 子育て

【子育て】なぜ泣くの?~泣く子の気持ちと対処方法

子どもはよく泣きます。赤ちゃんは「泣くのが仕事」というけれど、同じ「泣く」にもいろいろな種類があるので整理してみましょう。

【0歳】生理的な不快

0歳の赤ちゃんにとって「泣く」ことは唯一最大の表現方法です。ですから、周りの大人は想像力を働かせてその意味をくみ取る必要があります。

ただ、この時期の「泣く」は単純です。それは生理的な不快によるものがほとんどだから。

  1. おしっこやうんちでおむつが汚れて気持ち悪いよ~
  2. お腹がすいた~
  3. 熱があって苦しい・痛いところがある・息苦しい

上記1・2は緊急を要するものではないので、様子を見ながら赤ちゃんの要求に応えてあげることです。

3については、明らかに1・2とは泣き方が違うでしょう。「火が付いたように泣く」「泣き方が違う・泣き止まない」など異変を感じたら、医療機関に相談するのがいいですね。

【1~2歳】不安①

「ママがいない」など狭い視野での不安。

赤ちゃんは感情も未熟、自分で把握できる状況も狭い範囲でのものになります。

「どうしてそんなに悲しそうに泣くの?」なんて深く考えないことです。

別のことに気を逸らしてあげるだけで解決することもあります。

【3歳~】できないことへの不満(技能)

何もできない赤ちゃんだった子が寝返りを打ち、ハイハイで移動ができ、立って歩けるようになるまで約1年。早いですね。

大人でも何かできるようになると嬉しいもの、子ども(赤ちゃん)だって同じことです。

ひとつできるようになると、さらに上を目指すという向上心は人間の本能なんでしょうね。3歳くらいになるといろいろなことに挑戦したくなります。大いに喜ばしいことです。

しかし。そうそう思うようにはいきません。

気持ちは「やりたい」、意識は「できるはず」、なのに…できない。

このジレンマから泣くという行動につながることはよくあります。

こんなときどうする?

叱らない

子どもの気持ちを想像してあげましょう。この「泣く」は「上手になりたい」という向上心からくるものです。叱るどころか逆にほめるべきポイントでもあります。

大人は冷静に状況を説明して、少し手伝ってあげながらやり方を教える。本人のプライドを尊重しつつ満足感も持たせてあげる、というテクニックが必要です。

「できないから泣く」というこの時期は子どもが成長したがっている大切なときです。このときを逃さず手を貸してあげましょう。

【3歳~】わがまま(精神的)

からだの発達とともに心も成長してくると「わがまま」に見えるような行動も出てきます。

自分の思い通りにならないから「泣く」

大人にしてみれば世の中、思い通りにならないことばかりで、当たり前のことなのですが子どもには通用しません。そこは未熟なもので、彼らにとっては「この世は自分が一番」なのです。結局、視野が狭いので周りのことが見えないということ。

また時間の流れについてもまだ理解していません。

  • 現在の状況は〇〇
  • 過去は〇〇だったからこうなっている
  • たぶん未来は〇〇になるだろう

こんな論理的な思考を要求する方がおかしいですよね。

年齢とともに心も成長していきます。わがままが見られたらその都度、「教育のチャンス」と捉えて、年齢に合った指導をしていきたいものです。

【4歳~】不安②

これから起こるであろうことを予測したうえでの不安。経験や知識から導いた予測。

現在しか見えなかった赤ちゃん期から経験を重ねたことで未来が予測できるようになるんですね。喜ばしいことです。

それでも大人に比べたら未熟なもの。子どもが予測することは選択肢が少なく、むやみに不安を持つ子もいます。すべて経験が力になりますから、年齢を重ねていけば徐々に解消されるでしょう。

単純に「大丈夫だよ」と大人がひとこと言ってあげるだけで安心することもあります。

【5・6歳~】悲しさ

感情が豊かになってくることで現れる「泣く」という行為

これもまた成長過程で喜ばしいことですね。

喜怒哀楽を表に出すことは健全に成長している証拠です。ですから逆に「笑わない」「怒らない」「泣かない」など感情が出ない場合は注意してあげた方がいいでしょう。感情を閉じ込めてしまうと必ずどこかで爆発しますから。

「こんなに泣いてばかりいて大丈夫かしら?」という場面もあるかもしれません。でも大人でもそうですが、人間は自己防衛本能として「泣くだけ泣いたら笑う」ようにできている気がします。ずっとずっと泣いてばかりはいられないのです。だから大丈夫。人間は強いです。


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