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【子育て】いじめる子・いじめられる子にしないために

『いじめ』という言葉が出てきた当初は、まだその奥深さがわからないものでした。

子どもの間で「いじめっ子」というガキ大将のような存在はあったし、「からかう」とか「ふざけあう」ことは遊びの一つでしたから。

ところが「いじめ」は不気味に成長を遂げ、悪質になっているようです。

いじめの種類

仲間外れ

対象者をグループから外す。無視したり、目を逸らせたりしてグループに入れないようにする。グループ全員によるいじめの場合もあれば、なりゆき上、仕方なくいじめグループに入ってしまうこともある。

悪口

対象者の悪口を声に出して言ったり、紙に書いて主張したりする。面と向かって言うこともあれば、陰で言ったり、聞かれていることを知りながらわざと言うこともある。

器物破損

対象者の持ち物などを破損する。対象者が大切にしているものなどを狙って壊すことで心に傷を負わせる。

金銭の要求

対象者は子どもなので金銭はその親から奪うことになる。対象者が親に相談できればいいが、たいていは親に内緒でくすねてくることになるのでエスカレートすると大問題になる。

身体的苦痛

対象者のからだを傷つけて身体的苦痛を与える。小突く程度の小さなものから、場合によっては命にかかわるような残酷な事例もあって深刻な問題である。

いじめる子の背景

背景といってもひとくくりにはできません。十人十色、ケースバイケースですべてその子なりの理由があるのでしょう。

たとえば、

  • 保護者の育児放棄
  • 周囲からの虐待
  • 貧困
  • 家庭環境

これらは外部からの要因となりますが、中にはその子自身の内部からくる「支配欲」とか「残虐な志向」もあるかもしれません。

メモ

人間の心には天使と悪魔が両方いると思うのです。悪魔を理性で抑えているのが一般的な大人で、子どもには時々悪魔が顔を出します。だんだん「善悪」「モラル(道徳)」「倫理」などを身につけて成長していくわけですが、それがうまくいかないと悪魔を抑えられない子ども(さらには大人も)出現してきてしまうのではないでしょうか?

いじめる子といじめられる子

いじめる子の背景がそれぞれ違うように、いじめられる子もさまざまです。一概に「こんな子がいじめます(いじめられます)」とは言えないのです。

たとえば、

「おとなしくて反撃しそうもない子をリーダー格で発言力のある子がいじめる」ケースがあるかと思えば、

「人より目立って優秀な子を物静かな目立たない子がいじめる」というようなケースもあるわけです。

では、いじめる子やいじめられない子に育てるには「中庸」がいいのか?ということになってきます。

日本人はとかく、この「中庸」が好きで「真ん中くらい」「目立たない程度」に居たいと思いがちでした。最近は傾向が変わってきていると思います。

いじめる子については何としても指導していかなければなりません。人間社会で生きていく以上、お互いを尊重することは必須です。背景がいろいろあって「いじめる子」ができてしまうのはなかなか防げないかもしれません。それならば傷が大きくならないうちに修正していけるよう、周囲の大人が気を配っていきたいものです。

いじめられる子

いじめる子と同じ数だけ(もっと多い?)いじめられる子がいるわけです。いじめられる子には何か原因があるのか?と考えるとどうやら何もないように思えます。いじめる子のターゲットはもはや「誰でもあり」。いじめられる方は防ぎようがありません。

いじめられる子にならないように・・・なんて、消極的な生き方をする必要はありません。

育てる大人も同じ。ビクビクしながら育てることはないのです。

個性は活かす

「みんなと同じように、目立たないように」していればいじめられないのでしょうか?

何か変わったことをしたり、人と違う好みがあったり、特別なことに興味を持っていたり・・・それはいけないことでしょうか?

そんなことはないはずです。

もし仮にそんなことが原因でいじめられたとしたら、それに関わることは時間のムダです。すべて無視。

自分の個性を他人につぶされる必要はありません。個性は活かす。それは人としての権利です。

芸能界やネット社会で活躍している人や実業界で成功を収めた人の中には「かつていじめられていた」という人が少なくありません。それはなぜか?

たぶん「人より目立っていた」「個性的だった」「枠に収まらなかった」からではないでしょうか。いじめの対象だった『個性』は視点を変えれば最大の武器になり、宝になるのです。それを忘れないことです。

助けを借りる

本人が助けを求めてくるのが一番ですが、実際にはなかなかそうはいかないものです。周囲の大人が気づいて助け舟を出してあげたいものですね。

心を開ける大人がいればいいですが、助けとなるものは他にもたくさんあります。「こんなところに相談してもいいんだよ」というようなアドバイスをしてあげるだけでも道が開けます。

  • 近くにいる大人(親・親戚・先生など)
  • 兄弟姉妹
  • 友達、先輩、後輩
  • 地域の相談窓口
  • 心の相談窓口(電話やネットなど)
  • SNS

人間は強くて弱いものです。助けを借りることは悪いことじゃないし、恥ずかしいことでもありません。

助けてもらったら、次は「助けてあげよう」と思うもの。今度は自分が誰かを助けて恩返しをしていけばいいですね。


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